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 世界史、日本史におけるさまざまな足跡を掘り起し、
古代から現代までの歴史の縦糸と横糸を織成した、
時代と人に焦点を当てながら学ぶ講 座を企画しています。

過去の開講講座

 ジャズの誕生♪その歴史を旅して
サッポロまでのルーツをたどる
 

サッポロ・シティ・ジャズで市民が親しむようになったジャズ。そのジャズは黒人労働者の怒りや苦悩から生まれたブルースからニューオーリンズで誕生した。その後シカゴやニューヨークへと全米に広まると進化、多様化し、ヨーロッパにも普及していった。日本では戦後にジャズが解禁となり、進駐軍の基地やライブハウスなどで演奏され、沢山のミュージシャンが育っていった。この講座ではそのジャズを解説と生演奏で学んだ。申込者数は通常定員30名のところ80名であリ、盛況であった。受講者の感想は「楽しく、解りやすい説明でジャズが理解でき益々好きになってきた」など、大変好評であった。

【令和5年9月開講】



 

南部の侍・佐藤昌介と新渡戸稲造  
北大の父と太平洋の架け橋の物語
 

明治以来、北海道には多くの人々が新天地をめざしてやって来た。中でも本州北端の南部の人々は各分野で活躍をした。この講座では良く知られている佐藤昌介と新渡戸稲造に焦点を当てた。もと武士の家に生まれたこの二人は共に札幌農学校を第一期生、第二期生として卒業した。その後、米国留学から札幌農学校教授として戻ってきて、札幌農学校の教授として発展に寄与した。佐藤昌介は廃校の危機に瀕した札幌農学校の存続に奮闘し、後に北海道帝国大学の設置に尽力し、学長として発展に寄与した。新渡戸稲造は台湾総督府課長、国際連盟事務次長を歴任し、太平洋の架け橋として日本の外交に大きな足跡を残した。講師は北海道大学名誉教授小笠原正明先生と新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会の三上節子先生に努めていただいた。【令和5年7月開講】

 
 
   

 松浦武四郎碑は蝦夷地探検を語る  
なぜ“北加伊道”を提案したか
 

日本全国を測量して名高い伊能忠敬が亡くなった年、1818年(文化15年)に松浦武四郎は三重県松坂市で生まれました。1843年(天保14年)外国船が頻繁に現れてから蝦夷地の調査を決意。以降1858年(安政5年)まで、6回にわたり蝦夷地を踏査し、その詳細な記録で数々の著作を残しました。武四郎はその旅でさまざまな価値観を受け入れる心、偏見を持たない目、常に先を切り開く力を発揮しました。北海道に足を踏み入れて以来180年あまり経った今も道内に点在する碑。中には民族の共生を詠みとれるところもあり、現代の私たちに問いかけています。講座では杉山四郎講師が高校教師していた30年間、全道各地に足を運び撮り貯めた松浦武四郎碑の写真をパワーポイントで順次説明しました。
【令和5年3月開講】


 
 

 世界文化遺産縄文遺跡群を訪ねて  
北海道・北東北の5遺跡を巡る
 

歴史班では2021年春・夏期講座で北海道縄文文化についての対面式講座を実施した。この講座中にユネスコは「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界遺産として登録した。そこで2022年の秋講座では、SDGsDXワーキンググループと共同で、登録された世界遺産17遺跡のうちの2遺跡(函館市の垣ノ島遺跡と大船遺跡)は対面式講義で行ったが、3遺跡(伊達市北黄金貝塚、青森市三内丸山遺跡、秋田県鹿角市大湯環状列石)はちえりあとオンラインで結び、各遺跡の学芸員の方々に現地から講義してもらう企画をたてた。ちえりあで初めてのオンライン講義の試みであった。講義は中断もなく予定どおり順調に行われ、講師の方々のオンライン講義法も素晴らしいものだった。また動画も用いてそれぞれの地域の紹介も行ってもらい、現地での遺跡めぐりの雰囲気を醸し出すものだった。        【令和4年10月開講】

 
 
 

 鎌倉幕府 その成立と滅亡  
武士と朝廷が織りなす大変革時代
 

  日本の中世史の歴史を鎌倉幕府と朝廷の攻防を軸に学ぶことを目的としてました。講座は好評で、大河ドラマの影響もあり、歴史に興味あり詳しいかたも沢山受講されました。平治の乱に敗れ伊豆に流罪となった源頼朝が、北条政子と出会い結婚。やがて以仁王の命をうけ東国武士団を味方につけ平家追討のため挙兵。平家滅亡後、鎌倉に幕府を置き初めての武家政治を築く。源氏三代の終焉後、朝廷側との戦に勝利した北条家の執権政治が続く。二度の蒙古襲来で勝利したものの、恩賞がなく武士たちの不満は高まり、頼朝が作った御恩と奉公が崩れていく。北海道武蔵女子短期大学佐々木文昭教授の講義は深堀りで、大変勉強になりました。今後はこの時代の女性たちの影響、活躍やエンターテイメント性も少しいれるとより講座が面白くなるかと思い、次回に検討したい。
【令和4年7月開講】  


 
 

敗者の明治維新「北海道編」
  〜知られざる五稜郭の攻防〜 

 この講座は敗者旧幕臣たちの視点から歴史が紐解かれました。五稜郭を舞台にした箱館戦争と呼ばれる戦いは、榎本武揚・土方歳三ら新選組旧幕臣たちが明治元年(1868)から翌年にかけ、蝦夷島南部に臨時政府をつくり、明治新政府軍に抵抗したものです。
 しかし、頼みの軍艦が遭難し、士方歳三は戦死し、臨時政府軍は降伏しました。蝦夷は北海道と命名されますが、それまで松前藩(江戸幕府が管轄の時期も有り)領地は道南に限られ、以北はアイヌ民族が住み関所が置かれ和人は許可を得た場所請負人など少数が行き来していたに過ぎませんでした。
 明治になって堰を切ったように、開拓移民が新天地をめざしました。榎本武揚は切腹を免れ、後に樺太・千島交換条約締結の国際舞台にも登場するのです。
【令和3年10月開講】  


 

 北海道に花開いた縄文文化の魅力
  〜世界遺産を目指す縄文遺跡を知る〜 

 コロナ禍による緊急事態宣言発出のために、ちえボラ講座が軒並み中止の中で、この講座は唯一開催された。第1、2講は北海道埋蔵文化財センター長沼孝理事長により「考古学から見た北海道」、「北海道縄文時代の暮らしと文化」の演題で旧石器時代から縄文時代に至る北海道考古学総論を、自らの発掘調査の体験話を交えて語っていただいた。第3講、札幌大学瀬川拓郎教授の「北海道の縄文文化とアイヌの人々」では、縄文文化がアイヌの人々により現代に受け継がれていること、そして第4講では「北海道・北東北縄文遺跡群の世界文化遺産登録をめざして」の演題で、北海道庁縄文世界遺産推進室特別研究員阿部千春氏にこの遺跡の魅力及び世界遺産登録へ向けた活動について、語っていただいた。奇しくも開講中の727日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録の吉報が報道され、阿部氏講演の冒頭で受講生一同、拍手で祝った。非常にタイムリーな企画であり、各講師のみんなさんは情熱を持って講義をしていただき、有意義であった。
【令和3年7月開講】


 

 パンデミックの歴史を紐解く
 〜過去を学び今をのり越える〜

  今般の新型コロナウイルス感染拡大はまだまだ終息が見えていない。我々にとっては初めてのパンデミックの体験であり、日々、感染の恐怖と日常生活の制限に戸惑いながら暮らしている。しかし人類の歴史上パンデミックは何度も発生しており、人々を苦しめてきた。今回、感染症研究を30年続けてこられた塚本容子先生に4回のご講演をいただいた。内容は世界、日本および北海道のパンデミック発生史、そして現在と近未来の備えと世界の感染症を俯瞰する中で、現在の新型コロナウイルス感染拡大の最新情報も適宜お話しいただいた。受講者からは、難しい内容をとてもわかり易く説明していただき勉強になったとの声が寄せられ、非常にタイムリーな企画であった。
【令和3年1月開講】


 
 北海道とロシアの交流史
  〜日本初の隣国領事館は箱館に設置〜
 
 日本の開国をもたらす事件としてペリーの黒船来航があるが、実はその60年も前(1792年)にロシアが根室にやってきて開国を迫ったことは、あまり知られていない。そしてロシアは日本に初めての領事館を明治維新10年前の1858年に箱館に設置して、日本とロシアの外交交流がスタートした。今回の講座は、日露外交関係樹立の経緯と北海道との関わり、在箱館ロシア領事館の歴史とロシアから見た日露外交史、そして姉妹都市交流から近年の民間日露交流について、ロシア領事館専門職員を含む3名の講師から興味あるお話をいただいた。
 【令和2年11月講座】

 
   北海道ゆかりの女性パイオニア
  〜各界で活躍した女性たちの物語〜
 
 日本国内で女性医師第1号となった荻野吟子は、渡道して開業し、そのかたわら女性の地位向上にも尽力しました。サラ・C・スミスはアメリカで生れ宣教師として来日し、その半生を札幌の女子教育の発展にささげました。鶴岡トシは北海道女子栄養学校を私財で設立し、栄養学校の母と言われました。3人の女性パイオニアの功績は、今も北海道の大地に根付いています。

 【令和2年1月講座】

 
   北海道産ジャガイモの辿りと畑作  
 〜その原産地は南米アンデス〜
 
 アンデス原産のジャガイモは数々の旅路の末、北海道に根づいた。病気に弱いとされるが、さまざまな品種改良が行われている。講座は農研機構種苗管理センター、北海道大学およびジャガイモ文化ライターの講師の方々から、ジャガイモの日本への伝来、「男爵薯」などの品種改良の歴史、さらには畑作農政や文化など多岐にわたって講演された。今後のジャガイモ生産としては第一次産業の人手不足の深刻化も存在する中で、トレーサビリティーや無人トラクター、ドローンといった最新技術についても学んだ。

 【令和元年9月講座】

 
    世界の記憶 ”朝鮮通信使” 
  〜日本各地に残る足跡を訪ねて〜
 
 朝鮮通信使は室町時代に朝鮮国王が足利将軍に派遣した使節団が始まりです。豊臣秀吉の朝鮮出兵で中断したが、徳川家康により1607年に大陸の文化を知る絶好の機会と捉えて再開され、1811年迄12回来日し日朝の友好親善の足跡を残した。講師はこの講座のため、今なお残る日本各地のその足跡を自ら訪ね歩き写真に収め、映像による解説を行い好評を得た講座でした。


 【令和元年6月講座】

    北海道、鉄道のあゆみ
  〜今だからこそ、その魅力を探る〜
 
 明治初期に開拓使により小樽・手宮−札幌間が敷設され、その後、炭鉄港が随時整備されて行き、本道の鉄道のあゆみを学びました。そして海峡の鉄路としての「青函連絡船」の果たした役割を多くの写真と共に解説された。
特に最終講のJR苗穂工場などの現地学習では、見る、触れる等の体験をし、楽しいひと時を過ごして終講しました。

 【平成31年3月講座】

 
   
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